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付録A
3.3.2.2 アドレス構造
アドレス・フィールドは、8つのオクテットから構成されるものとする。IS03309のオプション7に示されるとおり、各オクテットの最低位(最初に伝送される)ビットは、アドレス拡張用に確保されるものとする。バイナリ“0”が設定された場合、それに続くオクテットの残りの部分は、アドレス・フィールドの拡張であるということを示すものとする。アドレス・オクテットの最初に伝送されるビットにバイナリ“1”がある場合、そのオクテットはアドレス・フィールドの最終オクテットであるということを示すものとする。
3.3.2.3 アドレス・フィールド
アドレス・フィールドには、宛先アドレス・フィールドと送信元アドレス・フィールドが含まれるものとする。宛先アドレス・フィールドには、宛先DLSアドレスあるいは一斉同報アドレスが含まれるものとする。送信元アドレス・フィールドには、DLSアドレスが含まれるものとする。送信元アドレス及び宛先アドレス・フィールドには、それぞれステータス・ビットがあり、ステータス情報を反映するため伝送局によって設定されるものとする。ステータス・ビット及びアドレスの詳細は、3.3.2.3.1項から3.3.2.3.7項で定義されている。
3.3.2.3.1 空地ステータス・ビット
宛先アドレス・フィールドのステータス・ビット(ビット2、オクテット1)は、空地(A/G)ビットであるものとする。空地ビットは、伝送局が航空機であることを示す場合には、0に設定されるものとする。伝送局(固定あるいは移動体のいずれか)が地上側であることを示す場合には、1に設定されるものとする。空地ビットのデフォルト値は、データリンク・レベルでこの情報を提供しない航空機については0とし、地上局では1であるものとする。
3.3.2.3.2 コマンド/レスポンス・ステータス・ピット
送信元アドレス・フィールドのステータス・ビット(ビット2、オクテット5)は、コマンド/レスポンス(C/R)ビットであるものとする。C/Rビットは、コマンド・フレームを示す場合には0に、またレスポンス・フレームを示す場合には1に設定されるものとする。
3.3.2.3.3 データリンク・サービス・アドレス
DLSアドレスは、3ビットのタイプ・フィールドと24ビットの固有アドレス・フィールドに分割される27ビットであるものとする。

 

 

 

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